子供には関係ない

根気のないプロレタリアート。

少年好み 〜小津安二郎「生れてはみたけれど」

私は少年が好きだ。
自転車泥棒」というイタリアの白黒映画があるのだが、先ごろそれを鑑賞していて改めてそう自覚した。
いや、断じてペドとかショタコンではない。
稲垣足穂的にアカデミックな意味のアレでもない。
映画に出てくる少年が好きだ。
アニメやゲームには明るくないが、これは所謂「萌え」という感情であろうか?
フィクション内の少年が好きだ。少女ではない。語弊が有り余るが、これはたぶん、犬猫に対するような好ましさに近いものと思う。性的対象としては当然、少年よりも女子高生の方が好ましい。
で、私が映画に出てくる少年に激しく惹かれる、その嗜好を原初的に植えつけられたのは、思い返せば小津安二郎の「生れてはみたけれど」というサイレント映画によってであった。この映画のおかげで私は、幸福感の薄い幼い少年の出てくる映画が堪らん好物になってしまった。
ただ、金持ちの恵まれたガキはダメだ。鼻持ちならねぇ、何も興奮しねんだな。可愛くない。
近いうち、「私の選ぶ、少年フェティッシュ映画」的な記事を書こうかどうしようか。

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