子供には関係ない

根気のないプロレタリアート。

2018-01-01から1年間の記事一覧

じきに自分も頭がおかしくなってしまうのだろう

あまり他人に話すようなことでもないと思うので、誰にも打ち明けたことはないのだが、数年ほど前から「いずれそのうちに、自分の頭がおかしくなってしまうのではないか」という予感に近い不安感を強く覚える時がある。こんなふうに書くと非常に中二病臭く聞…

反現場主義宣言(2)−その快感はビデオに映える−

以前テレビで、ある俳優が、「DVDで観る映画なんて映画ではない。劇場のスクリーンで観なくては、映画の醍醐味など味わえるわけがない」というふうなことを語っているのを見た。本職の人がそう言うのだから、それもまあ真実の一端なんだろう。強硬に否定はで…

[作文]政治の話はしたくない、と駅前で。

男が小脇に携えている色紙の束、その十数枚の色紙すべてに、以下のような文言が、まずい肉筆で、一言一句違わずに書かれていた。「『政治の話はしたくない』政治の話はしたくない自分が無知だとバレるから政治の話はしたくない思想がないってバレるから政治…

映画版『震える舌』−小説の実写映画化と文芸作品の活路–

長編小説を、上映時間2時間ほどの映画にしようとするのなら、やはりどうしても、原作に描かれているパートをいくらか削ることになるだろう。一字一句すべてを映像化しようと試みていては、2時間そこらではとても収まらないはずだ。 作り手の意図により、あ…

小説『震える舌』−媚びとサービス。物を書くこと−

※今どきの小説が苦手だ、などというとジジイ扱いを受けるだろうが、一応私はまだ二十代だ。ギリギリだけど。 そして、ほんとのジジイになったあとで「今どきのなんたらかんたら」などという話をしては、あまりにみじめであろうから今のうち、つまり、実年齢…

[感想文]キーファー・サザーランド監督『気まぐれな狂気』

「気まぐれな狂気」、……ってカッコよく言い過ぎだろ。「行き当たりばったりなおとぼけギャング」と言ったほうが当たっている。 彼らは〝気まぐれ〟というよりも単に、〝計画性がない〟だけであって、〝狂気〟じみているのではなく、〝知性に乏しい〟のである…

ジャズと文学

『スウィングしなけりゃ意味がない』という佐藤亜紀の小説がある。おれはてっきり村上春樹の『意味がなければスイングはない』(だっけ?なんかあったよねそんな本。読んでないけど)のパロディでつけたタイトルなのかと思っていたんだけど、よくよく調べて…

佐藤亜紀『天使』の書評……をするには私はあんまりオツムが足らないけどでもそれ以外でがんばる

佐藤亜紀の『天使』を読んだ。氏の著書を読むのは今作が初めてだ。一か月くらいかかってようやく読み終えた。私は実に無学なることけたたましく(要はとってもアホなので)、通読するのに非常に苦労した上、おそらく、物語の内容の半分もまともに理解できて…

リンダ・ブレア主演『チェーンヒート』と〝パロディ〟について

※[ある作品を褒めるにせよ、貶すにせよ、別の作品との比較でもって「こちらの作品はこちらの作品と違い、これこれ、こういうふうに優れている/劣っている」というやり方で論じるのは、あまり好ましい手法ではないと感じる。結局、論者の品性と語り口に委ね…

このごろの日本のポップ音楽(私見ばっかり)

このごろ聴いている音楽の話。 以前は日本のミュージシャンの音楽よりも洋楽を聴くことの方が多かったのだけど、というのも単純に日本のCDは値段が高いからね。RADWIMPSのアルバムが3000円、レッチリのアルバムが輸入版で1500円、さあどっち買う?となったら…

反現場主義宣言-はじめに-(1-②)

そもそも、私の掲げる反現場主義などという主張は一体どういった必要により生じるものか、そこからまず話を進めなくてはなるまい。まどろっこしい説明は抜きにして端的に言ってしまえば、ただの「すっぱい葡萄」というやつである。人の集まる場所というのは…

「退屈しのぎにネコを殺してやる!」

新春映画スペシャル〝ハーシェル・ゴードン・ルイス上映会〟を開催中。 自宅で。DVDで。 本当はゴッドファーザー三部作を観る予定だったのだが、正月休みだし、アルコールに叩きのめされている脳ミソを稼働することなしに観られる映画がよかったので、狙った…