子供には関係ない

根気のないプロレタリアート。

歌詞

無痛症

いつだって、いつだって。 悲愴感が無くたって、暗い気分は暗い。 詩情が無くなったって、歌を唄っている。 時計台の数分は、私の一生分。 思い立って、間違って、はぐれて、もうおしまい。利害が合致したって、私は君を嫌ってしまう。 理解者を欲しがる振り…

ナショナリズム

見慣れない道を選んで、見覚えのある通りに出てしまった。 第六感が冴え渡る、僕の望まない方へ。 二人組の五厘刈りの警官。 恨めしげな顔をしている子連れの女。 大空を夢見る中年。とにかく人気の無い方を選んで歩いて来たのに、既視感、なんかじゃなくて…

不孝者の哲学入門事始

親愛なるもの全部を抱き取って 心外なるその全部も飲み込んで 理不尽で身勝手なこの思想を、 音に乗せて、言葉に乗っけて歌う衒い、韜晦、語呂合せ、を纏って 恋の歌を唄えど格好は付かんけど、 それなりに歪に真っ直ぐに歌う 愛の歌を唄えば皆は笑うけど、 …

秩序

融点を振り抜いた 銘々、溶け相俟った 「順列は陥落しました」 分けられない 分からない 分けられない 分けられない

告白すると

君の言葉が信じ難いの 満たされる筈だったけれど 夢に見たのは こうではないの きっと重複を厭わず 問わず 刷り込むように 何度繰り返すのいつ数えても揃わないの 有り余る筈だったけれど 君の言葉に鮮度が無いよ

子供には関係ない

当分は曇天だって どうしたって気分は優れない おまえなんてどうなったっていい 何なら壊してしまいたいとさえ思うよ葬列は憂鬱かい 中絶はどう思っているの 優劣も、口実も 子供には関係ない葬列は憂鬱かい 中絶はじゃあ、どうなるの 空白も情念も 子供には…