子供には関係ない

根気のないプロレタリアート。

少年好み 〜小津安二郎「生れてはみたけれど」

私は少年が好きだ。 「自転車泥棒」というイタリアの白黒映画があるのだが、先ごろそれを鑑賞していて改めてそう自覚した。 いや、断じてペドとかショタコンではない。 稲垣足穂的にアカデミックな意味のアレでもない。 映画に出てくる少年が好きだ。 アニメ…

心に据えておくべき名言

ウィトゲンシュタイン曰く、 「わかんねぇんなら黙ってろ馬鹿」論理哲学論考 (岩波文庫)作者: ウィトゲンシュタイン,野矢茂樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/08/20メディア: 文庫購入: 29人 クリック: 278回この商品を含むブログ (204件) を見るウィ…

ほんのり寂しい

ここ数年、交流のなかった人たちの動向、活動状況も、インターネットのおかげで、せいで、わりと容易に知ることができる。 ライブハウスやら何やらで、少しの間だけ親しくしてもらった、今では疎遠になってしまった人たちが、今でも変わりなく過ごしてること…

無痛症

いつだって、いつだって。 悲愴感が無くたって、暗い気分は暗い。 詩情が無くなったって、歌を唄っている。 時計台の数分は、私の一生分。 思い立って、間違って、はぐれて、もうおしまい。利害が合致したって、私は君を嫌ってしまう。 理解者を欲しがる振り…

ナショナリズム

見慣れない道を選んで、見覚えのある通りに出てしまった。 第六感が冴え渡る、僕の望まない方へ。 二人組の五厘刈りの警官。 恨めしげな顔をしている子連れの女。 大空を夢見る中年。とにかく人気の無い方を選んで歩いて来たのに、既視感、なんかじゃなくて…

ほっとけ

他人と関わったってロクなことなんてねぇよ。 やめとけやめとけ、やめとけってば。そんなことより一人でやんなきゃいけないことなんていくらだってあるだろうよ。

中年ぎらい

中年が嫌いだ。何の言い換えも比喩も衒いもなく、ストレートに。 ババアが嫌いだ。 オッサンが嫌いだ。 気持ち悪い、クサい、頭が悪い、そしてその頭の悪さに気づいてさえいない。気色悪い。自分の正しさを疑うことを知らない、かつ、その正しさは見当違いで…

身内のイディオム

胸の内で跳ね回る、上機嫌、ってやつは、気化して嫌な文句になる。そういう性質。 その上、気化した分だけ体積を増やす。そういう性質。 俺がはしゃげばはしゃぐだけ、胸骨のその内っ側は、そんな文句で充満する。 もうパンパンです。 それはそれで仕方がな…

摂生

アルコールやらニコチンやら、多量の糖分の摂取やら炭水化物やら、日に六杯のコーヒーやら。 「身体に障る」 なんてのじゃあ、それをやめる理由には全然足らんわのぅ。

女の子の匂いについて

男性諸氏。 あなたがたに、恋人として、乃至は、伴侶として、或いは、セックスフレンドとして、まあ何でもよいが、そのような、何としてでも口説き落としたい、と思う女性がいるとして、彼女に求める点、最も重視しているポイント、とは何か。今日はこれをひ…

私の耐えがたいもの(these are un-favorite things)

ノンアルコールビール 無添加食品 陶器に添えられたナイフとフォーク クーポン券 バーゲンセール 中年 熟れたバナナの斑点 ドライクリーニング 接触の悪いコード類 成金 地主 酔っ払い ヤブ医者 田舎者 これらは私の耐えがたいもの 2000年代以降のノイズバン…

高円寺で出会った女性演奏家たち

練馬の歌を歌う女性と高円寺で出会ったのは確か、四年近くも前のこと。 新宿の歌を歌う女性とは二年前に高円寺で出会った。その女性とは少しの期間だけバンド活動を共にした。 さて、一昨日。2日前のことだ。 高円寺で、池袋の歌を歌う女の子と出会った。 …

不孝者の哲学入門事始

親愛なるもの全部を抱き取って 心外なるその全部も飲み込んで 理不尽で身勝手なこの思想を、 音に乗せて、言葉に乗っけて歌う衒い、韜晦、語呂合せ、を纏って 恋の歌を唄えど格好は付かんけど、 それなりに歪に真っ直ぐに歌う 愛の歌を唄えば皆は笑うけど、 …

落書き2点

豆みたいな瘤

頭ん中で、豆みたいな瘤が暴発したせいで、いよいよ言語野のイカれた彼が言うには。 産婆の歓喜の雄叫びがリディア・ランチのように耳鳴りだ。 産まれた!死んだ!産まれた!死んだ! 産まれてそれからすぐ死んだ! 耳元でそうやって、がなり立てるからチン…

秩序

融点を振り抜いた 銘々、溶け相俟った 「順列は陥落しました」 分けられない 分からない 分けられない 分けられない

告白すると

君の言葉が信じ難いの 満たされる筈だったけれど 夢に見たのは こうではないの きっと重複を厭わず 問わず 刷り込むように 何度繰り返すのいつ数えても揃わないの 有り余る筈だったけれど 君の言葉に鮮度が無いよ

子供には関係ない

当分は曇天だって どうしたって気分は優れない おまえなんてどうなったっていい 何なら壊してしまいたいとさえ思うよ葬列は憂鬱かい 中絶はどう思っているの 優劣も、口実も 子供には関係ない葬列は憂鬱かい 中絶はじゃあ、どうなるの 空白も情念も 子供には…

真っ赤で大っきなハイビスカス 大特価 298円

聾唖者の激情はあられもない絶叫になって健常者を脅かす。 突発的な劣情が身も蓋もないスキャットとなってそそのかすように。 戸棚の抽斗に使用済みの紙ナプキンが入っています。 サラダの上では七面鳥がすり身になって死んでいます。 殴り書きの伝言。 意図…

夏の窓辺で

二階建てアパートの角部屋に位置する、といっても、このアパートは全四室、一階に二室、二階に二室、という造りなので全室角部屋になるのだが、自分はこのアパートの二階部分の片方の部屋に居住していて、人口密集地東京都23区内にある安アパートとあれば、…

休日

汗をだらだらかきながら、熱い風呂から上がり、バスタオルで身体を拭うのもそこそこに、冷蔵庫を開けて、昨晩から冷やしておいた缶ビールのプルトップを捻り取る。午後1時。 心に余裕と平穏を。 ビールを持った右手の平の温度がじんわりと下がる。気持ちがい…

隣のテクノボーイ。俺には腕力がない。

近隣トラブル発生。連日連夜、俺のアパートの隣の部屋からテクノミュージックのようなノイズミュージックのような機械音が響いていて、喧しい。 毎晩、隣室に接している壁をどついて、抗議の意を表明すると一時的にその雑音は止むものの、また、翌晩になると…

頭痛

頭が痛い。割れそうなくらい。 肩こりのせいか、酒の飲み過ぎのせいか、あるいはその両方なのかは知らないけれども、いずれにしても結局、根本的な原因は「疲れ」である。 俺は疲れが溜ると、睡眠時、どうも歯ぎしりをしているらしく、朝起きると、首筋から…

健康で文化的な最低ランクの生活

きみは自分の肝臓に何か恨みでもあるのかな?そいつ、唖呆を見るような目で質問型式の忠告をした。おれに。 端的に云えば、皮肉、或いは嫌味。 陰湿なオカマ。 滓臭い包茎。 蛆虫、ゴミくそ。浮き沈みが激しくてねぇ、どうも辛いのよ。どうも。日々の、生活…

私鉄・ド・ポエム。[五両目のカタストロフィ]

新宿へ向かう八両編成の私鉄、その五車両目に乗っていたのは自分。 と、トレンチコートのクール、かつビューティ、なお姉さん。 と、妙に背の低い五十代くらいの母親と、冴えない、けれどもおぼこくて何だかかわいらしい二十代くらいの娘。 と、ぽつぅんと一…

両日は実にお人柄も良く云々

12月15日(木)と12月21日(水)に高円寺、無力無善寺でライブをやった。 まず15日、「らいぶ薔薇の花」について。 共演者の田中雅紀さん、輪島晃さんとたくさん喋って、ライブ後、阿佐ヶ谷へ食事に行った。 田中さんとは、以前もライブでご一緒さ…

今日からアナタも哲学者

「偽善であっても何もしないよりはマシ」と言うけども、何もしてない私がそれに反論する気はないけども、やたら偽善的なムードが充満する昨今っていうのはいかがなものかなぁ?と思ったが、別にそんなムードは今に始まったことではなく、生まれたときからず…

去年の大晦日は帰省のために、東京から名古屋へ向かう新幹線に乗っていた。 今年の大晦日は名古屋から東京へ向かう新幹線に乗っている。年が明けたら、CD音源を作ります。

冗句

4月1日に、高円寺の楽やでライブをした。やった曲目も内容もあんま覚えてない。 バイト先の友達が見に来てくれたおかげでとてもやりにくかった。ありがとうございます。 うそうそ、洒落です。洒落ですよ。大阪で活動してるというその日の共演者だった廣瀬…

親の顔も見たくない

本当に、ただ単に、毎日元気に健やかに、和やかに、朗らかに、いつでも楽しく、にこやかに、晴れやかに、生きていきたいだけだけど、そんな想いは却下される。 根っこからぐうたらな性格で、働きたくない。アンチ労働キャンペーンを実施中で金が無い。 自分…